研究成果03

誌上発表

誌上発表2009年(平成21年)

8.

Creation de la commission Japonaise de la securite sanitaire des aliments (CSSA) et son role par rapport a l'encephalopathie spongiforme bovine (ESB).

Onodera, T.1), Xux, G.1), Tsuchiya, K.2), Hosokawa, T.2), Ueda, S.2) and Sugiura, K.3)
1)University of Tokyo, 2)Nippon Institute for Biological Sciences,
3)Food and Agricultural Materials Inspection Center
Bulletin de l'Academie veterinaire de France 162:181-186, 2009
ABSTRACT: Apres la detection du premier cas d'encephalopathie spongiforme bovine (ESB) au Japon, plusieurs mesures ont ete prises pour proteger la sante publique et animale. Elles comprennent le depistage de l'ESB, par un test rapide, de tous les bovins abattus pour la consommation humaine, le retrait des materiels a risques specifies (MRS), le renforcement de la surveillance et l'interdiction des farines de viandes et d'os. En outre, la Loi fondamentale sur la securite alimentaire a ete appliquee et la Commission de la securite sanitaire des aliments (CSSA) a ete creee en juillet 2003 pour conseiller le gouvernement en matiere de securite alimentaire. En decembre 2004, suite au premier cas d'ESB detecte aux Etats-Unis, le gouvernement japonais a suspendu l'importation de viande bovine qui en provenait, provoquant un nouveau probleme commercial entre les deux pays. Cet article decrit la facon dont le gouvernement japonais, apres consultation de la CSSA, a controle, au plan national, la situation relative a l'ESB et les relations commerciales bilaterales.

14.

Review. Experimental encephalomyocarditis (EMC) virus infection in small
laboratory? rodents.

Doi, K.1), 2)
1)Nippon Institute for Biological Science, 2)The University of Tokyo
Journal of Comparative Pathology 142: in press, 2010
Encephalomyocarditis virus (EMCV) is a cardiovirus that belongs to the family Picornaviridae. EMCV is an important cause of acute myocarditis in piglets and of fetal death or abortion in pregnant sows. Small rodents, especially rats, have been suspected to be reservoir hosts or carriers. This virus also induces type 1 diabetes mellitus, encephalomyelitis, myocarditis, orchitis and/or sialodacryoadenitis in small laboratory rodents. This paper reviews the pathology and pathogenesis of experimental infection with EMCV in small laboratory rodents.

15.

マレック病の発生動向と予防対策に関する考察.

井土俊郎
鶏病研究会報 第44巻:103-112、2008年
要約: マレック病(MD)について日本における最近の発生状況と予防対策の留意点について述べた。ブロイラーにおけるMD罹患状況を食鳥検査成績から見ると、1993~2001年の間では毎年約50~100万羽が摘発、破棄され、その廃棄率は総廃棄羽数の約7~16%であった。2002年以降はMDによる廃棄率が急速に減少し、2004年には約7万羽となり、総廃棄羽数の約1%に減少した。成鶏についてもほぼ同様に廃棄羽数が減少した。また、家畜保健衛生所により診断されたMD羽数もほぼ同時期に減少した。このMD罹患羽数の減少した要因は衛生管理の徹底と卵内接種機の使用によりワクチン接種率が向上したことによると考えられる。MDの予防には確実なワクチン接種と養鶏場内のMD汚染度を低下させるための衛生管理の徹底が重要である。しかし、最近、一部のブロイラー農場では高度な飼養管理技術が要求される現在の高能力鶏に対する認識不足が飼養管理の失宜と鶏舎内衛生環境の悪化を招いており、今後ふたたびMDの発生が増加する危険性をはらんでいると考えられる。

16.

伝染性喉頭気管炎とその予防対策における問題点.

井土俊郎
鶏病研究会報 第45巻:65-72、2009年
要約:伝染性喉頭気管炎(ILT)は養鶏産業においては重要な呼吸器感染症の一つである。日本におけるILTの罹患羽数は1988年に弱毒生ワクチンが実用化されたことを契機にそれ以前と比較して大幅に減少した。しかし、日本を含め多くの国で本病は制圧されていない。ILTの制圧における基本的な要点は、早期診断と徹底した侵入防止対策および合理的なワクチン接種である。一方で米国、カナダ、欧州各国、オーストラリアなどの報告に見られるように、ILT流行事例から分離されたウイルス株の遺伝子解析の結果は多くの株が本病予防のために使用された生ワクチン由来株である可能性が示唆されている。日本でも同様な状況にあると考えられる。本病を撲滅するためには遺伝子工学的に作出した遺伝的に安定した弱毒株の開発が必要と考えられる。

17.

動物用狂犬病ワクチン.

土屋耕太郎
WORLD FOCUS No.116、2009年
要約:わが国は、狂犬病予防法を基にした防疫対策により50年以上に亘って狂犬病の清浄性を維持している。犬等の輸出入検疫規則では、犬等の輸出入の手続きが定められている。近年は、愛玩動物も家族の一員として海外と日本を行き来する機会も増え、動物用狂犬病ワクチンは犬・猫等のトラベラーズワクチンである。現在の狂犬病組織培養不活化ワクチンは、同一シードウイルスを用いて国内5所社で製造され、年間約500万頭分が供給されている。ワクチンの抗原力価は、ELISA法による有効抗原量測定法でOIEの基準である1.0 IU/ml以上に相当することが確認される。このワクチンを犬に生後初めて注射すると0.5 IU/ml以上の中和抗体価が誘導され、注射1年後でも7割以上が0.5 IU/ml以上の抗体価を保持する。この時点で第2回目の注射をするとブースター効果が認められる。生後初めての注射を1か月間隔で2回行うと1回注射より高い抗体価が誘導できる。これらの傾向は猫でも確かめられている。本ワクチンは全ての犬への注射が義務付けているので高い安全性が求められ、タンパク質含有量は一定量以下と規定されている。一般的な犬用混合ワクチンよりは副反応発現率が低いワクチンである。

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