研究成果03

誌上発表

誌上発表2015年(平成27年)

13.

CTB発現組換えイネ(MucoRice-CTB)経口免疫による受動免疫の成立

竹山夏実1), 2)、堤信幸1)、笹川千尋1)、清野宏2)、幸義和2)
1) 一般財団法人日本生物科学研究所
2) 東京大学医科学研究所 炎症免疫学分野
家畜衛生学会誌 2015年 第4巻4号

14.

NIBS系体細胞クローンミニブタ及び遺伝子改変ミニブタの作出

島津美樹
LABIO 21、2015年
【要旨】ブタの発情周期は21日間、妊娠期間に至っては114日間であり、ほかの動物種に比べ短く、魅力的な繁殖特性を有する。加えて、解剖学的・生理学的特徴がヒトに非常に類似していることから生物医学研究分野において重要な動物である。2000年の体細胞クローンブタの作出成功以降、核移植技術は遺伝子改変ブタ研究に用いられるようになり、その作出効率は1-2%である。ミニブタは、その大きさと取り扱い易さからアドバンテージを有し、体細胞クローンミニブタ及び遺伝子改変ミニブタの作出に関する研究が行われてきた。当研究所では、NIBS系体細胞クローンミニブタ、α1, 3-ガラクトース転移酵素遺伝子ノックアウト(GalT-KO)ミニブタ、さらに、動脈硬化症モデルNIBS系ミニブタの作出に成功すると共に、GalT-KOミニブタ腎のカニクイザルへの異種臓器移植実験では国内初となる成果を得た。本論文ではこれら研究成果を報告する。

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